副業が面白い by奥村
7月にennoieミドリバシをオ－プンして5ヶ月が経とうとしている。いろんな方とお会いして感じるのは副業の面白さだ。
先日ミドリバシで開催された「てむすぶマルシェ」。地元のクリエイタ－が集まって行われたこのイベントの出店者は副業や趣味を生かした方たち。例えば、台湾茶のセミナ－講師の本職は外科医。台湾茶の魅力に引かれ教室をはじめたということだ。他にも飲食店経営をしながら書の教室を開催したり、主婦と兼業しながら様々な教室開催やハンドメイド雑貨を販売している方もいた。そもそもこのイベントを企画運営されている方の本職はハーバリウム教室の先生だ。
忙しい中、時間をつくり5年前から構想を練って準備をし、今回このイベントを大成功のイベントに創り上げたのだ。
ここでは本業では会う事のない人たちとの縁が繋がったり、自分に役立つスキルを新たに身につける機会ができたりと面白い事が派生していく。なにより自分の好きなことを生かせる場所があるのはとても嬉しい事である。
一方世間では副業したい人と仕事を頼みたい人をマッチングする「副業マッチングサ－ビス」が増えてきている。先日知り合いの工務店役員さんからイベントフライヤ－を副業マッチングサ－ビスで紹介されたデザイナ－につくってもらっていると聞いた。つまり仕事や趣味で培ったスキルを他社に売る仕組みだ。埋もれている才能を発揮できる場がここにもある。
私もDIYの趣味がある。数年前に地元の自治会から公民館の棚を作ってほしいとの依頼を頂戴した。もちろんそれで儲けるつもりもなく実費のみ頂き製作した。ところが自分の特技を生かし、役に立てたことがとても嬉しかったのを覚えている。こんな風に本業とは別に好きな事や得意としている事で自分の活躍の場があることは非常に嬉しい事である。弊社にもパステル教室の先生をしているスタッフがいるが、生徒さんが上手に描けたときの喜んだ顔を見ることが一番幸せなのではないかと思う。
副業は生きるモチベ－ションを上げ、その喜びの波動は周りを幸せにしていく。そんな活躍の場を創造すれば街も賑やかになってゆくのではないだろうか。そう、誰もが主人公になれる。そんな方のお手伝いができるようにミドリバシを通じて頑張って活動していきたい。
