住宅

コレクション その5・・・出会い by西垣

今回もオーディオ関係のものを紹介します。
私が探していたものの中で一番欲しくて、絶対に出会えないだろうと思っていたレコードプレーヤーです。

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最初にこのプレーヤーを知ったきっかけは、Zebraheadというアメリカロックバンドの1998年セカンドアルバムのジャケットでした。

当時の日本人ではとても出来ないデザイン。どこか遠い国の製品だろうと思い、手に入れる事は不可能で、全く考えてもいませんでした。

 

長い月日が経って、我が家を建てようかと考え始めた頃、家具やオーディオもいろいろと探してみようと思いました。

そんな時 このプレーヤーの事を思い出し、ふとインターネットで調べてみると、ブログをちらほら見つけることが出来ました。製品のことについて読んで、なんとビックリ、

日本の「株式会社竜人」という会社が、1975年に、海外向けに開発した「Weltron2007」という製品で、さらにあの素晴らしいデザインは、アメリカ・スウェーデン・日本のデザイナーが共同で開発したものでした。

日本でも販売されましたが、あまり売れなかった様で、やっぱり手に入れるのは難しいと思いました。 ネット上に出回っているこの製品は、日にやけてしまっていたり、オーディオの状態が悪いものがほとんどで、整備された製品が見つかったとしても、とても手が出せない値段が付いていました。

このような70~80年代に流行した流線形のフォルムを生かした近未来的なデザインの事を「スペースエイジ」といい、このプレーヤー以外の他の製品でもデザインされたものが製作されました。

スペースエイジ-staffcolumn201909vol03

 

私は、名古屋などのインテリアショップをまわる時には、アンティークショップやリサイクルショップなどを覗いたりして、スペースエイジ的な商品を探すようになりました。

 

そんな中、大垣のガラクタ屋さんのようなリサイクルショップに美品の状態のものを見つけました。しかも スピーカーセットもついて激安で手に入れる事が出来ました。

次回のコラムには、この製品「Weltron2007」についてもう少し話をしたいと思います。

 

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