住宅

令和 by奥村

平成から令和に年号が変わりました。弊社は設立からまさに平成の時代を駆け抜けてまいりました。

 

平成の時代を思い返すと建築においても随分と変化がありました。バブル期には著名建築家よる大規模な開発や奇抜な建物が多く建てられました。私は「新建築」という月刊誌でそれらの建築の写真を見て「凄いなあ」と心を躍らせ、時には実際に遠くまでその建物を見学に行った事を思い出します。何時かは自分もこんな建築を手掛けてみたいと思ったことは、建築家を目指していた多くの人にとっては当たり前のことだったと思います。バブルが崩壊するとそれらの建築は「箱モノ」と揶揄され、それに伴いそうした建築の仕事も縮小されていきました。次第に箱モノ建築対する執着もなくなり、さらに人口減少、少子高齢化が進む中で、ただ箱モノを作り続ける建築業界の仕事が社会から求められていることに少しズレが出てきました。それまで私達は箱をつくるための知識は積極的に勉強し持ち続けてきしまたが、一方で箱を未来永劫どう利用するかというプロデュ-ス力を備えてきませんでした。しかし新たな時代においてはその力こそが必要とされているように切に感じています。

 

令和の意味に
「見事に咲き誇る梅の花ように
一人ひとりが明日への希望とともに、
それぞれの花を大きく咲かせることができる」
とありました。

 

一人一人が当事者となり本当にやりたい事が実現できるための応援と場のプロデュースができるように引き続き頑張ってまいります。

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