住宅

コレクション その2 by西垣

前回のコラムの続きになりますが、私が集めてきました外観重視のオーディオ機器を紹介していこうと思います。

 

まず、集めだそうとしたきっかけは私が23歳の頃、お客様の家を解体する為に下見に伺ったときに、処分してほしいと言われたゴミの中に2台のラジカセがあったことからです。

1台は「昭和54年 SHARP 5P-R2U TV SEARCHER」という5.5型白黒テレビが付いたラジカセで、もう1台は「昭和56年 SHARP THE SEARCHER GF-535」というラジカセでした。その時は集めたくなる気持ちになるとは思いませんでしたので、外観のデザインと私の次男が愛用していたラジカセに似ていましたので、GF-535の方だけ頂いていきました。少し月日が経ったらTV付きのラジカセも欲しかったなぁ~と後悔しました。ここから、私の収集癖が始まりました。

GF-535のラジカセは、この大きさでAM/FMラジオとカセットテープデッキが1カ所のみ、あとは大きなスピーカーと機能を操作するボタンのみです。今では当たり前な曲の頭出しや曲番指定の機能が付き始め、大口径ウーファーで重低音をうりにしはじめたラジカセです。当時はマイクやエレキギターを繋いでプレイを楽しんだとか・・・。

あとカセットデッキ上の大型レベルメーターやLEDインジケーターなど、意味はあまりないがただあるだけでカッコイイと思わせられます。

ラジカセをCDジャケット写真に使用していたバンドも多くて、落書きやステッカーを沢山貼ってあるのを真似して、若気の至りで当時集めていたステッカーをペタペタはってしまった事が、今になって後悔しています。

久しぶりにカセットテープ・ラジオを聴いてみましたが、音は最悪に悪いですが、どこか懐かしく当時の事を思い出してしまいます。

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