住宅

我が家のその後18 by西垣

今回のコラムは、赤ちゃんが生まれた時、子供用にいつか作ってあげたかったDJブースを製作した事について書こうと思います。

 

ボクも幼少の頃から、お兄さんの部屋でレコード(EP盤やソノシートなど)を、繰り返し何度も何度も聴いていた記憶があります。
そして小学生にはカセットテープ、中学生・高校生にはコンパクトディスク(CD)そしてミニディスク(MD)へと変わってきました。

今では、音源をスマートフォンに何千曲も入れておくことができ、スピーカーがあればBluetoothでどこでも聴ける時代になりました。でもボクの子供にはなるべくCDから選曲し、曲の順番を自分で考えたり、歌詞カードを見ながら音楽を聴いてほしいと思い、あえて子供でも扱えるCDJプレーヤーとアンプ内蔵スピーカーを準備し、製作していく事にしました。

少し余っていたフローリング材で、子供の身長に合わせてCDラックのような箱を作り、その上にCDJプレーヤーを取付けました。

子供が立つ側にはCDが収納出来るようにして、反対側にはスピーカー・延長コード・配線などをセッティングし、見苦しさを隠す為にスピーカーネットで覆いました。
棚板の材料は買わないと無かったので、合板を白色に塗って安く仕上げました。最後にボールキャスターとハンドル(大工工事で使う「かすがい」という補強金物を使用)を付けて完成しました。

DJブースといっても、CDを再生しながら次の曲を探し、交互にながして聴いていくだけなのですが、お母さんが晩御飯の準備中などにそのブースを自分で引っ張り出してきて電源などを準備し、読めない歌詞カードをペラペラ見ながら、楽しそうに音楽を聴いてくれています。

歌詞の意味まではまだ解らなくても、リズム・テンポ・音感などを身につけていってほしいと思います。

なるべく、いろいろなバンドの音楽を聴かせてあげているのですが、ボクが好きな音楽しか興味をもたない事が、何よりも嬉しくこのブースを製作してやっぱり良かったと実感しています。

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