住宅

リノベ-ションによるまちづくり by奥村

先日岐阜市の『リノベ-ションまちづくりシンポジウム』に参加しました。めちゃくちゃ面白い内容でした。

メインはリノベリンクの清水義次氏、岡崎正信氏の講話でした。
柴橋市長や行政マンを前にしても言いたいことをストレ-トに話される内容は、私も一緒にシンポジウムに参加した河村もリノベスク-ル経験者だからなのか、お二方の熱い話が素直に腹に入り、時には腹の底から笑う事もできました。しかし、初めて聞かれた方は何という攻撃的な発言をするのかと思われたのではないでしょうか。

それほどまちづくりに関する考え方が“行政”と“民間”とではかけ離れていることを、私も今まで肌で感じてきました。
しかし民間側にも問題はあります。講師のお二方がいつも申されますが、「パブリックマインド」つまり「公の心」です。
現実として、空き家など街中の遊休不動産を活用するに至るまでは多大な労力と時間がかかります。しかしそれに見合った対価は得られません。それでも行うのは自分たちが住んでいる町に対する愛着があるからです。魅力的な街を子供たちに繋いでいきたいという心です。そうしなければ育った街も文化も消滅してしまいます。このマインドがなければ続けることができないのです。必ず「なんでこんな思いまでしてやんなきゃいけないんだ。」と気持ちが萎えてしまいます。

翌日、河村と二人で大垣の街中を歩きました。一般的には廃墟に思う建物も、二人の気持ちは萌えて、まちづくりのリノベ-ションの妄想が浮かんできました。

スタッフコラム一覧へ