住宅

箱根 建物見学 by桐山

かねてから小田原財団の江之浦測候所を見たかったので、箱根周辺の建物を見学してきました。

 

 

箱根の「ポーラ美術館」は森の中にガラスの箱をはめ込んだ建物でした。

建物は傾斜地の中で下へ下へと繋がって行きます。森の中へドンドン入りこんでいく雰囲気が上手に演出されていました。

ガレのガラス装飾品の展示は圧巻です。

 

 

翌日は待望の小田原財団、杉本博司さんの「小田原文化財団 江之浦測候所」へ。

 

山の上に建っているこれもガラスの箱です。

夏至、冬至、春分、秋分の日の太陽を建物に取り込み、人間の一番根源となる信仰のような物を感じされる空間に仕上がっていました。

危険な場所もあるのですが置石で対応する事で余分な仕上がりを省き、非常にシンプルで良い建築です。

 

帰りには御殿場の「とらや工房」に寄りました。

これは内藤廣氏の「木造の店舗」です。美味しい和菓子が食べられるお店も自然の中に溶け込むように作られています。

 

 

同じ場所にある岸信介氏の邸宅「東山旧岸邸」は、吉田五十八氏の設計で伝統的な数寄屋住宅ですが、ディテールは今でも通用する仕上がりです。

 

学生時代に読んだ雑誌を思い出す良い時間になりました。

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