住宅

コレクション その4 by西垣

今回のコラムもインテリアとして昔に購入したオーディオ(1965年製 ビクター ステレオHi-Fi)を紹介したいと思います。

この時代のオーディオは、家具の中にオーディオ・スピーカーが組み込まれていて、使用していない場合はスライド扉でオーディオ類を隠す事ができます。大きなボディは鏡面仕上げで、装飾にはゴールド色を多く使い、とても高級感があります。

真空管を使った高音質・高出力ステレオレコードプレーヤーと高感度FM・AMラジオ、スピーカーが内蔵されたシステムです。

しかし私が購入した物は、購入時点で、アンプとラジオは機能しましたが、レコードプレーヤーの状態が悪く、使い物になりませんでした。
私は、そのスペースを何かに作り替えたいという思いになり、音楽・映画関係の雑誌などを仕舞えるスペースにしました。

慎重にレコードプレーヤー部分を取外し、メラミン化粧合板を強力な両面テープと接着剤で4面を貼りまして、本棚内蔵のオーディオに生まれ変わりました。

 

次に問題になったのは置く場所です。今までは実家に眠らせてあったのですが、重量37㎏幅115㎝もあるため我が家では邪魔物扱いでした。唯一階段を上がりきった踊り場の隅っこが空いていたので、そこに置く事に勝手に決めました。

 

今ではちょっとした合間などに、家具屋さんのワークショップに参加した時に製作した椅子に座り、雑誌を見ながらラジオを聴いたり、デジタル音楽プレイヤーを繋いで音楽を楽しんだりしています。

もちろん、私ひとりでですが・・・

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