住宅

我が家のその後11 by西垣

今回は、建物の中で一番悩んだ『浴室』についてだけを紹介していきたいと思います。

 

どうしてもユニットバスにしたくなかったのですが、劣化による床や壁からの漏水やメンテナンスの面を考慮して、床から浴槽天端までの「ハーフユニットバス」を採用しました。これだと、壁・天井・水栓等を好きな材料を組み合わせることができますので、この仕様に決定しました。

 

ですが、着工してからもどんな仕上げにしようか、ずっと悩んでいました。ユニットバスだとショールームに行って、何種類の中から選び組み合わせるだけなので迷う事は無いのですが、何でもいいとなると反対に迷い込みました。
結局インテリア雑誌を読みまくり、気に入った雰囲気の写真を集めて、我が家の奥様(^^)と話し合い、使用してある材料について建物を設計した会社に電話して情報収集をしました。私からだとなんなんで素人の妻から直接電話したら、こころよくメーカー名など教えて頂けました。こんな事をしたのは、後にも先にも初めての事でした。
その材料が浴槽横に張ってあるタイルです。
このタイルは色が何種類もあり1枚1枚張っていくので、色がバランス良くみえるようにイメージ図を作成し、現場では職人さんとふたりでその図面と、途中全体の感じをみながら切磋琢磨して施工していきました。

それ以外の壁は、外壁などに使用されるレッドシダーを横張りしました。無垢材なのでこれまた1枚1枚表情が違いますので、大工さんのセンスに託しお願いしました。

 

いろいろと思い通りにはいかず気になる点などはありましたが、お風呂に入るたびに悩んだ時の事や職人さんと楽しく施工した事を思い出したりして、今ではいい思い出となっています。

 

お客様にも、愛着のある建物づくりをこれからも提案していきたいと思い、仕事を頑張っています。

 

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