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冒険のすすめ by河村

仕事とはあんまり関係ないことですが。

みなさん。冒険はしたことありますか?した事無い人、昔はした事ある人、今もしている人。男の人は大抵一度は一人旅や、冒険的なものへの憧れを抱くのではないでしょうか?

私は今も冒険に憑りつかれています。このコラムを書いている今日はその冒険から帰ってきた直後です。

 

「震えるほどの感動」って普段の生活ではまず感じませんよね?一度その震えるほどの感動を味わってしまうと、またもう一度!と感じてしまいます。それが止められなくてどんどん憑りつかれていきます。

 

私は2011年30歳になってから釣りを「ちゃんと」始めました。もちろん子供の頃、遊びでやったことはあります。学校を卒業して夢中で仕事を覚えて働いて、ようやく週末に回りを見渡す余裕が出来た頃でしょうか。設計をする仕事が夢だった私にとっては毎日覚える事だらけでしたがその頃になると家を、建物を作ることに「感動」が薄れてきました。

 

これではいかんと、何か趣味を見つけるためになんとなく始めた釣りでしたが、小さなアジがつれた時でも大喜びでした。福井県の堤防だったと思います。いつものように週末出かけて行って餌を仕入れて釣りを始めるのですが、その日は隣に釣り人には見えないカッコイイ兄ちゃんが来て隣で80センチ近くある大きな魚をホイホイと釣るではありませんか。

もちろんそんな大きな魚を釣ったことの無かった私はジーっと道具を観察すると、どうやら餌ではありません。そのまま帰って釣り具屋さんに状況を説明し、「その釣りが出来る道具を一式全部買う!」と言って見繕ってもらい、次の週に喜び勇んで釣りに行きました。

 

どうやら、餌を使わない釣りは『ジギング』という釣りらしく、鉛の塊に針をつけて小魚のように動かして魚をだまして釣る方法でした。同じ釣りをする人の隣へ行って動作を真似ていると、しばらくすると隣の人がつれました。もう、心臓はバクバクしながら待っているとついに私の竿にもあたりが!!!もう、それまでの魚とは比べ物にならない強い引きです!

何とかかんとか魚を寄せて取り込んだ魚は「サゴシ」という魚でサワラの子供でした。

もう、手が震えて震えて止まりません。餌釣りは勝手に魚が食べてしまうのに対してこの釣り方は釣る側が上手に動かさないと一生釣れません。だってただの鉛ですから。

生まれて初めて「自分の技術で取った大きな魚」だったからでしょう。

叫び出したいほど感動しました。その日は興奮して手の震えは止まらず夜全く眠れなかったのを今でも覚えています。

 

その後、釣りにドップりはまり全国各地、はたまた世界各国へ釣りに行ってしまうほどの釣りバカになってしまうのですが、それはまた今度お話しします。

 

で、何が言いたい話かというと『初めてチャレンジする何かと、感動』によって突然人生は大きく変わるし、その可能性はあるということです。

ですから、私は仕事でもどんどん初めてのことにチャレンジします。チャレンジする事ほど楽しいことはない!そのために冒険は必要です。

 

 

写真は私の冒険で釣った魚たちです。

 

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