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愛すべき私の仕事道具 by河村

愛すべき私の仕事道具をご紹介します。もう何年使っているかも分からくなってきました。

写真の一番右側から、

〇シャープ ポケットコンピュータ

学生の頃入学と同時に買わされた一品。学生時代は全く登場することはありませんでしたが、大人になってこの便利さに気づいて以来手放せません。ただの関数電卓ではダメなんです。便利な箇所は山ほどあります。特に自分でプログラム組んだものが動かせる、計算式の途中を訂正できる、計算履歴が残せる。この機能だけでも買う価値があります。自動計算メモという感覚に近いです。

唯一の欠点は「ポケットコンピュータ」と名打ちながら全くポッケに入らないコト。

 

〇サンスケ【三角スケール】

図面を読むためのスケール定規って一般的に線を引くためのモノとして使われることが多いけどこれはむしろ読むために必要。特に縮小スケール70%はめちゃくちゃ使います。本当にこのサンスケが無いと仕事にならないコト多数。

 

〇三菱製ユニボールシグノ ボール径0.18

ただのボールペンではありません。ボール径なんと0.18世界最小のボール径を持つボールペン。このペンで書いた線はか細くけれど、本当にきれい。家のスケッチをこのペンで書いたとたんに画になります。使っている人をほとんど見ないですが、私の手書き線はすべてこのペンを使っています。100分の1以上に小さいスケールで書く街並みを描く線として本当に適していると思います。ボールが細すぎて冬場は温めないとなかなか線が出てきません。こういう珍しいもの系の文房具は一瞬で生産中止になるので替え芯を大人買いしてストックしてあります。2005年に発売させてからずっと使っているので今年で13年お世話になり続けてる。ペンによって画が変わることに本当に衝撃を受けたペン。このペンが生産中止になる事が本当に怖い。

 

〇TAJIMA  JIS一級スケール

ゴムラバー付きで手にフィットし使っているときに落としにくい。ただのプラスチックカバーのスケールだと現場で落とすとすぐ割れてしまうけれど、これは割れません。スケールもベースが黄色で白より見やすく、他の製品より厚みがあるので特に室内の高さを図るのに強いです。高さを図ろうとして「くたーん」とならない。素晴らしい。

 

〇マルチスケール

おわかりいただけるだろうか?90年代後期にTVの実演通販番組で死ぬほど宣伝していたあの「ピッチマン」です。これが分かる人は35歳以上でしょう。

当時、あの実演販売員にあこがれたが学生だった私には買えない値段だったので泣く泣くあきらめていた代物。しかし、なぜか事務所の倉庫に捨ててあったので見付けた時は相当テンションが上がった一品。あの実演販売員ほどではないがだいぶ使い倒しています。

何が便利かって、「一定の間隔で線を引く」ただそれだけに特化した定規(笑)

きっと私たち世代より前のバブル期の猛者たち。手書きすることが当たり前の時代の人には「そんなもん無くても一定で書けるわ」と笑われ、私たち以降のCADしか使わない世代には「パイセン、定規っすか www」と笑わる。なんとも言えない中途半端な隙間の我々世代にしかフィットしない超ニッチな商品。

 

こんな愛すべき道具に囲まれて仕事してます。PCは重要な道具ではあるもののあんまり大事な感じの道具では無いですね。

 

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