住宅

シニアの為のリノベーション by桐山

現代設計の基本的進め方

60歳代の方から今、住んでいる家をリノベーションしたいという要望が増えています。理由は何処もほぼ同じで次のようです。

  1. 家族が巣立って夫婦だけで後20年、30年この家で暮らしたい
  2. とにかく寒い、使いにくいしいろんな所が古くなってきている
  3. 耐震も心配だ・・・昭和56年以前が多い
  4. 和室は使っていない、2階も上がらない(昔の家は南側が和室、北側にキッチンの間取りが多い)

 

ご相談頂く皆さんが元気で自宅で暮らしたいと思っておられます。施設には極力入りたくないと考えておられます。その為にリノベーションをされます。

考える順番は

  1. 普段、使う部屋と場所を決める・・・全部工事をするのではなく、重要な部屋や順位を決める、20坪から30坪あれば十分住める
  2. 南側の部屋を極力使う・・・間取りを作り替えて日当たりや明るい場所で暮らすプランを作る
  3. 暖かくする、安全にする事・・・耐震とプランを両立させる

です。

其の上で、

  • 間取りを作り直しながら耐震計画、断熱計画をする
  • 新築そっくりにしてもダメ
  • 見た目では無く『暮らし』を作る事が重要

と考えます。

ゆっくりする時間ができ、暖かい部屋で過ごすと健康で永く自宅で暮す事が出来るのです。こんな原理原則から組み立てて行きます。

 

人生100年と言われる時代に、暮らし方に住まいを合わせて行く事は大事なことだと思います。

 

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