家

たどり着いた夢

そこにある“付加価値”を大切にした家

ご夫婦と2人のお子様の4人家族の家です。2年前に奥様のお姉さまの家を設計させて頂きました。実はお二人のお父様が私(奥村)の中学の恩師でそのご縁が始まりでした。ご夫婦からは細かなご要望はありませんでしたが、ヒアリングの中で、「必要性」より、「余裕」「遊び心」「ちょっと贅沢な」このようなキ-ワ-ドが浮かんできました。そこで高い天井、広い階段、長い廊下、大きな窓等、単に贅沢さだけでなく、そこに機能性を加え意味付けをすることでより居心地の良い家に仕上がりました。

 

規格外!巾2m50cmの階段

吹き抜けに設けた幅の広い階段は、本を読んだり、映画の観賞席になったり、子供の遊び場になったり、語らう場所になったりと、リビングの一部として多目的に活用できます。

 

旅館の様な和室への廊下

客間への導線を完全に分離。プライベ-ト空間を通ることなく和室へ入ることが出来るように、土間続きの廊下を設けました。廊下は間接照明をつかい、床は大判のタイルと白玉石で旅館の廊下の様な雰囲気を出しています。

 

風の抜ける地窓

部屋の風通しを良くするためには、壁の2面以上に窓があると良いのですが、壁の2面共が外部に面しない場合は、隣の部屋を介して風を通す工夫をすれば快適に過ごせます。この和室は地窓を設けて奥の部屋から風が抜けるようにしてあります。寝転がると緑が見え、顔の横を風が通り抜けとても気持ちがいいです。

 

子供部屋とリビングを繋ぐ小窓

お母さんがいつもいるキッチンの吹き抜けに面して、子供部屋に小窓を設けました。夕方、キッチンから美味しそうな匂いが立ち込めると、「お母さん、今夜の夕飯は何?」と子供の声が聞こえてきそうです。

 

家の中心に居る奥様

キッチンを家の中心に配置し、それを囲むように各部屋を配置しました。どの部屋へもアクセスがよく、また子供の気配を感じながら家事ができるようにしました。縁側との引き分け戸をオ-プンにすれば外と中が繋がり、家の中で一番気持ちよく家族や仲間が自然に集まりたくなる場所です。

釘この家で使っている技術

縁側と軒
キッチン