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台湾プロジェクト

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台湾に数寄屋建築・庭園を造る

それは一枚の写真から始まりました。
その写真は栗林公園(高松・右記写真)の物でした。
台湾のお客様から、このようなとこれに合う住宅を建てて欲しいと言う要望でした。
日本びいきの人が多い台湾で、『日本の建築文化を台湾に作り100年、200年残したい』との要望に応えた建築です。

建物の内容としては、数寄屋建築の住宅及び園を作り上げましたが、おそらく此処まで本格的な数寄屋建築のデザインは台湾には、未だ無いと思います。
和風に設える為の材料や資材は日本から輸出し、工事に際しては日本の業者が参加し、それを日本人が指導、管理して完成させました。
施工は台湾の建設会社が行いましたが、和風の仕事はすべて日本(ほとんど岐阜県内の業者)が参加して行いました。

我々にとっても初めての経験でしたが、仕事としては非常に遣り甲斐のある仕事でした。

日本の空間構成や「わび、さび」の文化、木の加工技術等は、台湾でできない技術であり、台湾の建築主や関係者が見られて「美しい」と表現される仕事になりました。

日本人の大工さん、技術者の持つ繊細な美意識と技術は、台湾には無い物で貴重な財産です。

今回の仕事を通じで学んだことは、業務の内容は設計だけではなく、ネットワークを生かしたチームを組んで望めば、一つの建築を作り上げる事(施工に深くかかわる)が出来る事です。

日本はアジアに誇れる建築技術を持っているという事を実感しました。

日本の大手ゼネコンだけではなく、高等な技術を持った専門工事業者にこそ、活路が見出せる市場です。

日本のゼネコンは、日系企業や公共工事の大きな案件を受注するために事業を展開していますが、アジアのコスト意識や分離発注の根付いた国では、技術が認められれば小さな専門工事業者でも正当に評価され仕事はできます。

アジアはゼネコンだけの市場ではありません。

特徴のある中小企業が活躍できるのはいずれの業界でも出来る事なのです。

閉塞感の強い国内の建築市場だけではなく、日本の技術、横のネットワークを生かし新たな市場を作り出すことで、我々のような零細な事業者もアジアに目を向けるべきであると思います。

もちろんリスクも高いですが、お客様、市場を限定すれば、仕事として可能性が広がると思います。

日本の建築技術のレベルはアジアに比べ高いと思うので、未だ技術力で売ることが十分に出来ます。

規模
土地1200坪
概要
母屋…200坪/鉄筋コンクリート/地上2階
車庫棟…120坪/鉄筋コンクリート
    地下1階 地上1階
守衛棟…15坪/鉄骨造/平屋建て
門・庭・池・外構工事
設計
2009年9月着手
本体工事
2010年5月着手
竣工
2012年2月末(工期 1年10ヶ月)
設計監理・材料の輸出・業者の手配…㈱現代設計事務所[大垣市]
和室及び濡れ縁工事…㈱末永製作所[揖斐川町]
渡り廊下工事…渡邉建築[池田町]
造園工事・材料…吉村造園土木㈱[岐阜市]
板金工事…㈱近藤板金店[垂井町]
左官工事…川瀬産業㈱[大垣市]
建具製作…田中建具㈱[大垣市]
瓦工事…山陽瓦㈱[倉敷市]

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